編集長と共に花火見物に行ってきました。
少し小雨がぱらついていましたが、今年はE-M1と最近買ったミニ三脚をお供に、花火写真を撮りました。
ミニ三脚 Velbon ULTRA MAXi mini III
大きさは畳んだ時に500mlのペットボトルよりも少し大きいくらい。重さは565g、上に載せられるものの重さは推奨1.5kgまで。E-M1なら多少いいレンズを使っても何とかなりそう。それ程使用する機会もないと思うので、常時持ち運ぶのにはちょうどいい感じです。ベルボン社製ということでお値段は実勢8000円くらいと結構します。昔980円で買った三脚はすぐに壊れてしまったのですが、明らかに作りもしっかりしていて、長く使えそうです。
バルブ撮影
カメラの撮影機能で、シャッターボタン押している間シャッターを開けっ放しにして、光を受け続ける機能です。花火とか星空とかホタルとか、そういう撮影シーンで使えると思います。
さっそく花火写真の実例
こんな感じの写真が撮れました。
昔(7年前)とった写真に比べるとかなりうまく撮れたと思います。
撮影のポイント
- ブレを無くして、火花の軌跡をきれいに写す。
手ブレ補正機能だけでは防げないので、三脚を使う。 - ISO感度はできるだけ小さくして、夜空のノイズを減らす。
E-M1なら 200 or LOW(100)固定に。 - バルブ撮影でシャッター速度をコントロールする。
- 絞りは、シャッターを開ける時間によって変える必要あり。
この時は、花火単発ならF10くらい、複数写したければF16くらいでした。もっと、画面全体に同時に花火を写す場合はF22とか、NDフィルタも必要かもしれません。 - フォーカスはMF(マニュアルフォーカス)にする。
AFでは花火が開くまで、ピント合わせできなかった。MFでもあっているのかよくわからなかったので、AFで合わせてそのままMFに変更して、ピントが変わらないようにしました。 - 長時間シャッターを開ける時は、
SDへの書き込みノイズリダクション処理に時間がかかります。
ノイズリダクション機能をOFFにすると良いです(E-M1の場合は、「長秒ノイズ低減」機能をOFFにします)。 - 事前にどのような花火が上がるのか、プログラムを見たり少し眺めて勘を掴む必要があります。そうしないと、撮りたかったメインの花火の時に処理中で何もできないという事態になりかねません。
撮影場所(2016年8月6日追記)
この時は、矢作川東側の堤防で北の方角に向けて撮影しました。岡崎の花火大会は打ち上げ箇所が2箇所(乙川と矢作川)あります。写真では左側が矢作川からの打ち上げ、右側が乙川からの打ち上げです。メインの会場は岡崎城近くの乙川沿いですが、一番大きい花火が上がるのは矢作川の打ち上げ箇所でした。
風向きによって煙の方向があるのでなんとも言えないですが、写真撮影を楽しむならば人の少なめな矢作川沿いが良いと思います。近くで大迫力、体に響くほどの爆音の花火を感じたい場合や、屋台とか祭りの雰囲気を楽しむ場合は、岡崎城の近くが良いと思います。
バルブ撮影モードに関する説明(OM-D E-M1の話)
ダイアルをマニュアルモードにして、シャッタースビードを長い方にしていくと現れます。LIVE BULB(ライブバルブ)かLIVE TIME(ライブタイム)モード *1 にします。(2016年8月6日追記。ファームのバージョン2以降は、LIVE COMPOSIT機能が搭載されたので、そちらのほうが簡単かも)。LIVEと冠するのは、液晶画面でシャッター開放中の映像が見れるからで、これがなかなか良い。
失敗点
三脚は使用したものの、シャッターボタンを手で押していたので、結構ぶれている。 やっぱりカメラに触ってはいけないな。
E-M1ではWiFi接続してシャッターを切れるアプリがあるのでそれを使うか、すぐバッテリが無くなりそうなのでレリーズケーブルも買っておくか。
レリーズケーブル欲しいとボヤいた時のサポーターのコメントは、
「何を目指しているの?」
でした。確かに拡大しないとわからないブレといえばそうかもしれないけれど、ただシンプルに「綺麗な写真が撮りたい」という純粋な気持ちなんです。
その他子連れポイント
- 虫除けを持っていく
- 雨が振りそうなときは傘・タオルを持っていく
- すぐ花火に飽きるので、何か別のことをする。
お菓子とか抱っことか草いじりとか折りたたみチェアを開いたり閉じたり、宇宙語でお話したり。とにかくカメラに触らせないようにしながらも、目の届く範囲に居てもらう必要があります。もう少し大きくなったら、手頃なカメラを渡して一緒に撮影を楽しむのも良いかもしれません。
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花火関係
- 岡崎城下家康公夏まつり第66回花火大会 岡崎市観光協会
- 今週のお題「花火2014」
写真ブログは櫓(やぐら)へ
watchtower-of-mapodou.hatenablog.com
ご参考
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*1:「LIVE BULB」:
シャッターボタンを押している間だけシャッターが開き、離すと閉じるというモード。
「LIVE TIME」:
一度シャッターボタンを押すとシャッターが開き、もう一度押すと閉じるモード。LIVE BULBと違い、シャッターを押しっぱなしにしなくてもよい。