前回家族で行ったブックマーク名古屋の、別のイベントに一人で行ってきました。
行ったのは、柴田元幸さんの朗読会
あまりイベント好きではないのですが、好きな本の翻訳者さんを見れるということで、めったにないチャンス。
上の記事のNo.39で書いてました。ポール・オースターの作品読みたくなった。
- 作者: ポールオースター,柴田元幸
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1996/03/28
- メディア: 文庫
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概要
生憎の雨とカメラ持って行かなかったので写真なし。
柴田さんは想像に近いおじさんでした。昔森博嗣を見た時は意外と小さなおじさんだなという印象だったけれど、それよりは衝撃は少ない感じ。
約1.5時間で、導入の話30分くらい、朗読2種類40分くらい、質疑10分、絵本の朗読10分くらいというような感じでした。もちろん柴田さんの翻訳です。Windows7のノートPCでPDFの資料をプロジェクタで映しながら話をされていました。
参加者
大人の朗読会なんで誰が行くんだというのも興味の一つだったのですが、参加者は70-80人程度で約7割くらいが女性という感じでした。キャーキャー騒ぐようなイベントではないですが、ファンの方が集まっているんだなという印象。
朗読本
MONKEY Vol.4 ◆ ジャック・ロンドン 新たに(柴田元幸責任編集)
- 作者: 柴田元幸
- 出版社/メーカー: スイッチパブリッシング
- 発売日: 2014/10/15
- メディア: 雑誌
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ジャック・ロンドンの野生の呼び声(Call of the Wild)の一部と、それに出てくる犬の別の話。最初は眠くなってきたけど、だんだん引きこまれてきました。宣伝に「まさに音楽」とか書かれていたけど、まあそんな気もしなくない。
- 作者: テッド・クーザー(著),ジョン・クラッセン(絵),柴田元幸(訳)
- 出版社/メーカー: スイッチパブリッシング
- 発売日: 2014/10/25
- メディア: 単行本
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これはざっとページを流したくらい。タイトル通り。
- 作者: Mac Barnett,Jon Klassen
- 出版社/メーカー: Candlewick
- 発売日: 2014/10/14
- メディア: ハードカバー
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これはSamとDaveが穴を掘る話。宝を求めて掘って掘って掘り進むと、穴を掘る前の地面に戻ってくるという話。
まだ英語版しか無いようですが、翻訳した内容で朗読していただけました。子供が読んでも面白いと思います。面白かっただけでなく、実は戻ってきた世界は少し変化しているという内容で、けっこう深いと思いました。
質疑
特にメモしていなかったので記憶に残ったことだけ。
「勝つか負けるかで言えば、人は必ず負ける」。死なない人はいないのでそう考えることができるし、小説も基本的には負けるような話の方が面白いというか共感しやすいのは、この原理があるから。
欧米の違い。ヨーロッパは家柄に依存することが大きく自分の立場というか何者かがわかりやすい。アメリカは家柄や親はあまり関係がなく独立独歩な精神が強いが、裏返すと自分の立場に対しての不安定な感じが強い。
その他
名古屋めしを食べて帰りたかったけれど、仕事で開始前に余裕がなかったのと、Ingressのためにせかせか歩き続けてしまったのでコーヒーも飲めず。