GW中に余裕で読了できました。よかった。
「やれやれ」は1回しか出てこなかったかな、たぶん。その代り(代わるものじゃないけど)、騎士団長の「〜あらない」という独特の言い回しが頻繁に出てきて、あるのかないのか一瞬混乱させられてしまう。
気になったところメモ
最近は気になったページをスマホで写真を撮っている。その中から一部抜粋。
「二度考えるよりは、三度考えるほうがいい、というのが私のモットーです。そしてもし時間さえ許すなら、三度考えるよりは、四度考えるほうがいい。ゆっくり考えてください」
(村上春樹、「騎士団長殺し」、新潮文庫)
目に見えるものが現実だ、と騎士団長が耳元で囁いた。しっかりと目を開けてそれを見ておればいいのだ。判断は後ですればよろしい。 (中略) いろんな判断を永遠に後回しにできたらどんなに素晴らしいだろう。
(村上春樹、「騎士団長殺し」、新潮文庫)
この2箇所はなんか似たような内容。
現実的には時空に限りがあるので、考え続けることはできない。「時間を味方につける」という表現もあった気がしますが、物語の中では空間の移動なんかもうまく使われていて、小説読んでいる感じが強まりました。
「完成した人生を持つ人なんてどこにもいないよ。すべての人はいつまでも未完成なものだ」
(村上春樹、「騎士団長殺し」、新潮文庫)
主人公(絵描き)の絵の未完成とかにかけて。
リンク
おもしろかったので、まだ読んでいない方は読んでみると良いと思います。
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