MAPO堂

最終決定は存在しない。

英国版ドラえもん小説?ロボット・イン・ザ・ガーデンを読んでみた

あけましておめでとうございます。

昨年末、妻の実家へ一泊する際、スマホを家に置いてでかけました。

過去の記事でも触れた、スマホ脳から少しでも距離を置こうと言うのが動機です。

mapodou.hatenablog.com

スマホを置いていくのはいいんですが、特におしゃべりも好きではなく、 自分から話しかけることはあまりない性格ですので、時間を持て余すことが予想されました。

ということで、散歩がてら妻の実家の近くの書店で、暇つぶしの本を一冊買ってきました。

買ったのはこれ、書店に平積みされている中から、表紙のロボットの絵が可愛らしかった本を買いました。

ロボット・イン・ザ・ガーデン

読んだあと、アマゾンのサイトを見てみると、紹介文の書き出しはこんな感じでした。

2016年ベルリン国際映画祭で「映画化したい一冊」に選ばれた、英国版「ドラえもん」小説!

自分の感想

私の感想としては、ロボット「ドラえもん」小説というよりは、実生活に基づく楽しい子育て本、という印象です。

著者も母親なんでしょうね、タングというロボットを子供に見立てて、赤ちゃんから幼児くらいの時代を描いているようです。

一応ロボット(旧式だけどAI搭載?)とアンドロイド(新型の特定の仕事を高性能にこなすことに特化したロボット)の棲み分けのようなものも描かれています。

人々は便利な生活を求め高性能なアンドロイドを欲しがり、役立たずの旧式のロボットを拒絶する。

最後は、ロボットに対しても人間に対する愛情のようなものが湧いてきて、 タングを家族として迎え入れていくというような展開。

シリーズ1作めのロボット・イン・ザ・ガーデンしか読んでないのでなんとも言えないですが、 ドラえもんとは全く異なるお話だと思いました。

特にドラえもんのようにあったらいいなと思えるような道具も出てきませんし、マトリックスのように未来を予感させる要素もないので、技術的な話を期待して読むと、がっかりするかもしれません。

子育て世代、子育てを終えた世代の方が昔を懐かしむ感じで読むと、なかなかほっこりして良い話なのかなと思います。

映画化も決定しているようですが、どうでしょうね。