MAPO堂

最終決定は存在しない。

経済とマトリックスの面白い関係

本と映画の記録。

父が娘に語る美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話

 「マトリックス」はそこからさらに一歩進めて、機会がすでに地球を乗っ取ったあとにまだ人間を生かし続けようとする世界を描いている。
 機械が人間を根絶やしにしないのはなぜかというと、人間が地球の資源を使い果たし、地球は黒い雲に覆われて太陽エネルギーが届かなくなってしまったからだ。唯一のエネルギー源が人間の肉体なのだ。人間は特殊な容器に入れられて植物のように水と栄養を与えられ、人間が代謝によって発生するエネルギーが機械の動力源となっている。
 しかし、たとえ適切な栄養を与えられた最高の状態に置かれていても、人間は他社との関わりや希望や自由が失われると、すぐに死んでしまうことがわかった。そこで、機械はマトリックスという世界を作りだした。マトリックスはコンピュータが生み出す仮想現実で、奴隷になった人間の脳にその仮想現実が映し出され、機械に乗っ取られる前の生活を頭の中で体験できる。人間は奴隷となり搾取されれていることには気づかない。

この本に上述のようなマトリックスの話が出てきて、そんな話だったかなと思って久々に見てみました。

マトリックス Matrix (1999年)

1999年とは、22年前の公開。

大学生のときに見たのかもしれないんですけども、全く物語の面白さが理解できていなかったことに気づきました。

完全に効率化が進むと、こんな世界が来るかもというのは想像できますね。

家からでなくても仕事も生活もできてメタバースなんかの仮想世界で体験もできるって、市場の効率化の究極を突き詰めるとマトリックスの世界になるじゃないか、という気がしてきました。

すごい先を見た映画だったんですね。

面白いかったので、続きも見てみようと思います。