読後感
SHIFT系。久々にまともな本を読んだ感じ。
内容もそうだけれど、このくだり。ポール・オースター好きとしては見逃せなかった。
アメリカの小説家ポール・オースターはこう述べている。「あらゆる事態に備えていないということは、まったく備えがないのと同じだ」
- 作者: リンダグラットン,アンドリュースコット,池村千秋
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2016/10/21
- メディア: 単行本
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私の要約
寿命が伸びて100年生きることを前提にした人生設計が必要になるだろう。
従来の3ステージ(教育・仕事・引退)モデルでは、なかなか引退できないとか引退後の有形資産(お金)・無形資産(友人関係とかスキルとか)が不足する。
特に教育の時代に得られた無形資産の陳腐化を防いだり、新たな無形資産を得る必要がある。 それには、新しいステージが必要。 観光旅行ではなく新しい場所での生活や異なる考えを持つ人との関わり、育児介護含めた身近な人との関わり、趣味を突き詰めたり、お金や技術のトレンドに関するリテラシを獲得したり。
様々なステージが3ステージと同じレベルであるべきだろう。 100年あるので、それぞれ時間をかけてできるはず。 1万時間費やせばそれなりにできるといわれているし。 全てを順番にやる必要がない。
今の世の中が3ステージを前提として制度やら文化ができているため、 稼ぎ時に中断することによって、有形資産を十分確保できないリスクが高い。
変えていくには個人が行動を起こしていって、 企業や政治によって決められるルールなどの変更を迫っていく必要がある。
感想
住宅ローン借りるときにライフプランを作成したのを思い出して見直してみると、 80歳で死ぬ設定にしていた。 100歳まで生きるのかわからないけど、もう少し長めに考えたほうがいいかもしれない。
Shift系の話題になると、高校の英語の先生がしきりにParadigm Shiftと言っていたのを思い出す。 今思い出すと先生にとって目からウロコだったんだろうな、懐かしい。 と同時に、やっぱりステージいつでもいいと言っても若いときにまともな事を学ぶべきと思う。
まとめ
勉強
ここ数年子供と触れ合うのを言い訳に、自分の勉強時間が極端に少ない。 ただ、子供に本を読み聞かすのは、自分の道徳観を見直すにも良いと思う。 紹介しようと思って出来なかった、良いと感じた絵本。
「にじいろのさかな」
- 作者: マーカス・フィスター,谷川俊太郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1995/10/20
- メディア: 大型本
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パン屋のレジ
画像(形)を認識してパンの種類と金額を認識する。 パン屋のレジに驚いているようじゃ新たなデジタル技術に触れる機会が少ない気がする。
危険。やっぱりPS4買おうかな。Amazon Prime Day見送ったのは痛かったな。
- 作者: リンダグラットン,アンドリュースコット,池村千秋
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