MAPO堂

最終決定は存在しない。

20年前に薦められた「百年の孤独」をついに読み始めた、けど挫折

20年前学生時代に友人に勧められた本を図書館で見かけて、読んでみることにしました。

タイトルが「百年の孤独」と重々しいので、読むのをためらっていた本でした。

こんな本、「百年の孤独

著者はノーベル文学賞作家のガルシア・マルケス

ja.wikipedia.org

感想

1ページ目から2段組で辛くて読めなさそうな予感。

登場人物の名前が全く頭に入ってこない。

ウルスラという母親とアウレリャノ・ブエンディア大佐というその息子の関係がよく出てきた。

100ページまで読めば面白くなってくるかなと思って頑張る。

時代が前後しているのか、全体の流れが全く頭に入ってこない。

200ページまで頑張って読みすすめるが、登場人物は増えるがなんか似たような話が繰り広げられる。

思ったよりも重々しい本ではなかった。情景は頭に浮かんでくる点が、優れた表現力なんだと思った。

描かれた情景を素直に楽しむ、そういう小説なのかもしれない。

小説というより、やたら細かい街の人びとの日記のような、年代記のような印象。

年代記だと思えば面白いのだろうが、ストーリーを期待して読むものではない気がしてきた。

諦めて、最終章へ飛ぶ。

うつぶせにしたときだった。彼らは初めて、赤ん坊にほかの人間にはないものがあることに気づいた。かがみ込んでよく調べると、何とそれは、豚の尻尾だった。

奇形児が生まれないように母親が苦心していたにもかかわらず、繰り返される運命?

この後数ページ続いて、なんだか虚しい感じのする最後でした。

まとめ

ブログで書くのは初めてかもしれない、「読むのを諦めた本」の紹介でした。

ノーベル文学賞作家の本であり、楽しみ方を間違えなければ面白いのだろう。

ちょっとまだ、私には理解に苦しむ本でした。

この本を薦めてくれた友人は、どんな感想を持っていたのだろうか、そんな事を考えながら返却した。